CGクリエイターだけどブータンに来てみた

CGアニメーションの制作指導のためにブータンに住んでる日本人のブログ

炎上するということ

炎上」。特定の業界の人なら耳にしたことがあると思います。

 

説明しますと「炎上」とは「プロジェクトが収集つかない状態になること。とにかくもう大変なことになること」を表しています。

上の原因は様々ですが、往々にして「クライアントの無茶ぶり」「現実的でないスケジュール」「現場のスキル不足」などが関わっていることが多いように感じます。

 

しかしこちらに来てもう一つ感じた原因があります。

それは「関わる人のやる気、熱気」です。

 

こちらに来てから職場の過去のプロジェクトをたくさん見ました。率直な感想は「うーんやっぱりクオリティは高くないなー」という感じです。まぁだからこそ私が配属されたのですが。

ですが、過去にプロジェクトが炎上したことはないようです。長くて1か月延長とかそのくらいしかないそうで。

最初は「優秀だなー」などと思っていたのですが、しかしながら職場の人に

「このプロジェクト、自己満足度はどう?」

「子供たちの評判は?」

「日本ではこんな感じでスケジュールシート作ってたんだけど、見比べてどう?」

とか質問したり提案したりしても

「まぁ、いいんじゃない?」

「子供の評価は聞いたことないから知らない。」

「あー、うん。いいんじゃない?」

みたいないまいち手ごたえのない反応。

新規プロジェクトの昔話の内容に対して

「この話、冒頭部の説明カットしたほうが最後に種明かしを持ってこれて『教訓』が印象に残りやすいんじゃない?」

と提言してみたところ

「まぁ君がそういうなら・・・それでいいんじゃない?」

って感じで、もっと強い反応を期待していたけど肩透かしをくらいました。

 

もっとこう・・・食いついてこないの?!とヤキモキするのですが

なんとなーく、なんとなくの予想ですが

こちらの人のモットーは基本「現状で満足」なのかもしれません。

「クオリティとか言われても、僕たち見てもよくわからないし」

「CGスタジオの人たちが作るわけだし、キャラデザとか確認しなくてもいいんじゃない?」

という発言が頻繁に見られ、「もっと良くなるのでは」「もっと良くするにはどうすればいいか」という疑問や熱意を感じられないことが多々あります。

 

話は最初に戻るのですが、日本でいう「炎上」は、こういった向上心に起因するものもあるのではないでしょうか。

「もっとよくしたい!」「ベストを尽くしたい!」そんな気持ちが結果炎上、鎮火作業を招いているのかもしれません。

 

結論

炎上しないからっていいとは限らない。