CGクリエイターだけどブータンに来てみた

CGアニメーションの制作指導のためにブータンに住んでる日本人のブログ

エマダツィ作るよ!

ブータンのごく一般的な家庭料理、エマダツィを作ります。

ちなみに半ば自己流なので、ブータン人が見たらいろいろツッコミ入れられるかもしれません。ご承知おきください。

 

用意するのはf:id:Kumiko_n:20170814003738j:plain

新鮮でプリプリな唐辛子と

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チーズ。

プロセスチーズを使ったエマダツィを出すレストランも多いですが、こちらはブータン人が「ローカルチーズ」と呼ぶ、ブータン昔ながらのチーズです。

カッテージチーズの水分を限りなく少なくしたような食感、味は酒粕+ヨーグルトって感じです。

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そのチーズを指でぽろぽろ崩し、油と一緒に弱火にかけます。

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チーズを火にかけている間に唐辛子を縦半分に切ります。

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辛い種をざっくり取り除きます。

指でやると指が辛くなるのでスプーンを使います。

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なんかデカい気がしたので半分にしました。

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そうこうしている間にチーズが煮えてきます。

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ちょっとトラップなのですが、このチーズは完全には溶けません。少し粉っぽさが残ります。

溶けるまで煮ようとすると焦げ付きます、注意。

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水を少し加えました。ちょっと滑らかになりました。

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唐辛子をぶち込み塩で味をととのえます。

 

10分ほど煮ます。

 

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できた!

 

ちなみに味はというと・・・

正直なところ、日本人的には「おいしい!」ってものではありません。辛いし、なんとな~く一味足りない感じするし。

 

でもまぁ異文化を楽しむってことで。

 

以上!!!

本日着任しました。

 

本日、首都ティンプーにある情報通信省 情報メディア局に着任いたしました。

就業時間は9:00-17:00。お役所タイムです。なので8:45ごろにオフィスにつくと

・・・・・・誰もいない

と思ったらディレクターはいらっしゃいました。逆に言うと、ディレクターと清掃員の方しかいません

「おーよく来た、まぁここにかけて同僚をお待ちなさい」と、物腰柔らかく迎え入れていただき、待つこと15分

・・・待つことさらに5分

 

ブータンタイム

9:10ごろ、これがブータンタイムというやつだな、とわかりつつ、一応

「みなさん大丈夫ですかね?」と聞いてみたら

「んー渋滞にはまってるんじゃないかな?」と当然のような顔。

 

そうですか。

 

しかしディレクターがぼそっと

 

「この Too relaxed な感じがね、ブータンをいつまでも発展途上国にしてると思うんだ。」

 

と。あぁ、そういう考えの人もいるんだなぁと思いました。

ちなみにこの方、日本の大学に4年間留学していた方です。

 

そんなこんなで10:20ごろに皆さん集合・・・したらとりあえずティータイム。

お茶とお菓子をしばきつつ自己紹介。

 

しかしこれがまたクセモノなのです。

 

 

ブータン人の名前

ブータン人の名前の種類はあまり多くはないうえに、男女の区別がありません。

さらに苗字はありません。そのためか名前を2つ持っている方が多いのですがこれがまた「ペマ・ドルジ」さん、「サンゲ・ライ」さん、「ツェリン・ライ」さん、と思ったら「サンゲ・ドルジ」さん・・・など激しく混乱します。

 

話によると、学校のクラスでは例えば「ドルジ」くんがカブりまくった場合「ドルジA」、「ドルジB」・・・などと呼ぶそうです。

しかしクラス替えで各クラスの「ドルジA」が1クラスに集合してしまいうわあぁぁぁ▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂となったりならなかったり。

 

 

というわけで本日の私のお仕事ぶり

  • 人員数
  • 業務内容
  • 過去の成果物
  • 現在走ってるプロジェクトの数と内容
  • ティンプー市内のCGスタジオの数と作品

などの把握、各種意見交換。くらいでほぼなにもしてませんです。

 

ブータンのCG事情について詳しいことは改めてまとめたいと思います。では。

 

 

抜け道

不正とかそういう意味ではないです。

 

ティンプーにはGoogle Mapにない道がたくさんあります。

たとえば下の地図

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一見何もないですね。ですが

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実はこんな感じで歩道があります。

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ずーっとあります。

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状態は決してよくありませんが

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もはや道と呼ぶかどうか怪しい場所もありますが

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下は下水道?です。かなり深いので落ちたら大変です。でも進みます。

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こんな感じで誰かが梯子をかけているので、私有地でもお構いなしに進みます。

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こんな感じで抜け道を通ると目的地まで驚くほどショートカットできることも多々あります。

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ビルの中もよく見ると抜け道

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ビルとビルの間も抜け道。子供が遊んでたりおばちゃんが野菜売ってたり、裏路地感満載です。

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一見レストランに向かう階段も

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実は向こうに抜けられる。

 

まだまだ見つけていない抜け道もたくさんありそうです。

地元民と鬼ごっこしても勝てる気がしない。そんなティンプー

ブータン飯

こんにちは。今月いっぱいオリエンテーションや研修のため仕事の記事はまだ書けません。早く書きたいです。

 

本日はブータンの食事について書きたいと思います。

孤独なサラリーマンのグルメドラマなどでも紹介されていたとおり、ブータン料理は辛いです。

しかし「世界一辛い」などとうたわれ、ひたすら唐辛子使いまくりますが、実はそれほどではありません。辛さの感じ方は人それぞれなのでどのくらい、というのは表現しづらいですが

蒙古タンメン中本の麻婆豆腐が食べられる人ならほとんどの食事をおいしく食べられる」

ってくらいだと思います。

でも食べすぎにはお気を付けください。私は最近、冬でもないのに唇の角が切れ始めました。胃が荒れているようです。

 

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こんな感じの唐辛子が市場のあちこちに売られてます。1キロ200Nu(約340円)。

辛さの度合いは

薄い緑<赤<緑<<<緑が熟して?黒っぽくなった奴

です。

 

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お店で料理を注文すると写真右上にあるようなご飯(赤米)がドーンとついてきます。

少ないけど味の濃いおかずで米をたくさん食べるのがブータンスタイルです。

おかずは奥から順にエマダツィ(唐辛子チーズ煮)、たぶんパクシャパー(干し豚肉と野菜煮)、手前緑のがシャカンンパー(干し牛肉と野菜煮)、そしてエヅェ(漬物的なやつ)です。

 

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こいつがブータンの代表的家庭料理「エマダツィ」。

エマ=唐辛子、ダツィ=チーズ

唐辛子のチーズ煮です。

このお店のはチーズ少な目、青唐辛子多めなのでまぁまぁ辛かったです。

 

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これがエヅェ。

乾燥唐辛子、生玉ねぎ、その他もろもろ野菜やパクチーなどが混ぜられた食べ物。

ご飯のおともに良し、酒のつまみに良しで、なんとなくキムチっぽい存在です。実はこいつは見た目に反してあまり辛くない場合がほとんど。

 

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これなんだっけな、ポークリブ?

黄色っぽいのは相変わらずエマダツィ

 

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これはモモといいます。もともとはインド、ネパール料理らしいです。ベジモモ(肉なし)、ビーフモモ、チーズモモなど具材によってバリエーション豊かです。味は・・・ほぼギョーザです。皮厚め、ニンニクなしのギョーザ。

ちなみに写真の赤いのもエヅェです。味噌っぽいペースト状のエヅェはソースや醤油のようにモモと一緒に食べます。

 

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ティンプーには今風でおしゃれなハンバーガー屋さんもありますが、メニューにモモがあるのがブータンスタイル。

 

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ブータン料理ではないですが、こんな感じのピザのレストランもあります。おいしいです。なぜかパクチー効いてましたが、不思議とチーズと合うのです。

写真はないのですが、ピザ頼んでもモモ同様エヅェがついてきます。日本人がタバスコかけるのと同じことでしょうかね。

 

 

と、ブータン料理はこんな感じのものがメインです。

食材は

  • 唐辛子
  • チーズ
  • 干し肉
  • 豆類
  • ジャガイモ
  • 玉ねぎ

が高確率で使用されています。

高山地帯ならではの食材という感じですね。

 

そのうち食材のこととかもうちょっと書いてみたいなと思います。では。

ブータンの犬たち

ブータンの街中には野良犬がワンサカいます。

理由は簡単、殺処分しないからです。

ブータンの人々は「輪廻転生」をとても身近に感じ信じており、犬や猫やハエにも命があり、いつの日か人間に生まれ変わるかもしれない者と考えている(らしい)です。

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現在住んでいる寮の近くにいる犬。「チビ」と名付けました。ちょっとビビりのかわいいやつです。

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こいつは「ポチ」。

見た目は怖いけど実はこいつもビビリ。

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日中は基本的にみんな寝てます

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あっちでスヤスヤ

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こっちでスヤスヤ

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溶けてますよ

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( ˘ω˘)スヤァ

 

よく見ると上の写真の中に、片耳が三角形に欠けている犬がいるのにお気づきでしょうか。実は彼らは去勢されています。日本で野良猫に取る措置と同じですね。

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こいつは首輪をしています。飼い犬も放し飼いが多数います。

 

飼い犬はもちろんですが、犬たちは基本的に自分の縄張り、コミュニティーの中で生活しています。

 

ところでティンプーの町には住宅地や団地ごとに各コミュニティーがあり、同じコミュニティーで育った者同士をブラザー、シスターと呼ぶくらいコミュニティーの絆は強いです。

私の勝手な想像ですが、ブータンの方々にとっては犬も「コミュニティーのブラザー、シスター」であり、お互いに強い絆で結ばれているのかもしれません(ちなみに近所の団地にいる野良犬たちは名前が付けられ可愛がられていました)。

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最後に肉屋の前の犬。なんとなく幸せそうな顔してます。

ブータンに1週間住んで見えてきたもの

初めまして、kumiko_nです。

CGアニメーション制作の指導、技術向上をすべく、某海外協力ボランティアとしてブータンに引っ越してきて一週間ほど経ちました。

今回はブータンの長所、短所について書いていきたいと思います。

 

まずは短所から

 

野良犬多すぎ

アジアの発展途上国にありがちです、が、ブータンは特に多い気がします。理由はおそらくブータン人の宗教観にあります。

ここブータンの人々は基本的に敬虔な仏教徒。殺生を嫌います。虫一匹すら殺しません。

ほとんどの野良犬はおとなしく無害なのですが、時々、特に町から離れると縄張り意識が強い奴がおり、唸ったり吠えたりしながら向かってきます。とても怖いです。しかしひるんではいけません。大体はビビらせに来ているだけなのです。走って逃げたりせずに、冷静に石を投げる「ふり」をしましょう。おとなしく散ってくれます。

 

肉があまりおいしくない

観光客が行くようなレストランは大丈夫ですが、超ローカルなお店や肉屋の肉はクセが強いです。ケモノ臭がきついです。

筆者はいっそベジタリアンになろうかと考えています。

 

空気が薄い

私の住む首都 ティンプーは標高2400mに位置する高山地帯です。ついでに坂が多いです。なんたって山間部なので。少し坂を上ると息が切れます。

まぁそのうち慣れるらしいので私にとってはさほど問題ではないですが、観光で来る方は頭の片隅に覚えておいてください。

 

食事が辛い

有名な話ですね。

私は日本では「辛い物好き」に分類される人間です。しかしブータンの食事はときどき辛いです。特に小さめの青唐辛子、あれは辛い。

ついでに次の日、出口も辛いです。

 

 

いろいろ書きましたが、もちろんいいところもたくさんあります。

 

生活費が安い

特に食費が安いです。野菜が1キロ100円少しで買えたりします。

ブータン地産地消、オーガニックに力を入れているようです。サブジ バザールという週末野菜市場には色とりどりの野菜や果物が所せましと並べられていて楽しいです。

 

優しい人が多い

ある日家から町に出るために歩いていました。近道をしようとして迷いかけました。そしたら少し離れたところで井戸端会議をしていたおばちゃんたちが「そっちは抜けられないよ!」とわざわざ私たちのところへ来て道案内をしてくれました。最後には「気を付けてね~」って感じで笑顔で見送ってくれました。

それ以外にも、ブータンの人々は我々のような見知らぬ外国人にも親身になってくれます。

 

ぼったくられない

これは上記の「優しい人たち」に通じる部分がありますが、ブータンの人たちは「人を騙す」ということをほとんどしません。私たちはどこからどう見ても外国人。でもタクシーの運転手たちはまずぼったくろうとしません。

 

いや、一人だけ会いました、ぼったくろうとした人。100ニュルタム(約170円)の距離で150ニュルタム(約255円)請求されそうになりました。でもその程度です。かわいいもんです。

 

ネットはそこそこ速い

道には牛が歩き回り、たまに断水するような国です。しかし4G band28があります。15Gで1,299ニュルタム(約2,200円)です。職業柄データを使いまくる私としてはありがたいです。

 

(基本的に)食事はおいしい

基本辛いです。しかし辛くないものもたくさんあります。

ブータンでポピュラーなおかずの一つにダツィ料理がありますが、そのなかでもジャガイモを使ったケワダツィ、マッシュルームダツィなどはシチューやグラタンのような味わいで日本人にもなじみ深くとても食べやすいです。

 

 

ブータンというと「幸せの国」とか「素敵な国王夫妻」とかのイメージがあります。しかしながら気軽に旅行に来れる国ではないという事情から実際の国の様子はまだまだ謎に包まれていると思います。

これからすこしずつこちらの様子を、イチ日本人として、またイチCGクリエイターとして発信できたらと思います。では。